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チェルシー超特急!

オタク女・蘭野裕の日記。気ままに漫画や小説や映画の感想を書いてます。岩代俊明作品にハマリ中。※同人・腐女子要素あり
by rann-no
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PSYREN call.60"心を捨てれば" 感想 WJ09年14号

玉章が登場してたころは、
ぬら孫を読んでからヤッターマンをたまに見た時、
ドロンジョ様がそこそこ良い上司のようにみえたものでした。
部下と苦楽をともにするし、おだて上手だし…



いざとなると女は強いの巻。

前回、姿が見えない状態で「もしや罠かも?」という
緊張感があったのはおもしろかった。
そこにいたのは、元チルドレンでも辰央でも新キャラでも敵でもなく。
雨宮さんはいないと困るけどいて当然の人だから、
ホッとしたような物足りないような…

と気が弛んだのも束の間。
あんなグロいのに囲まれてるって!?
かたや洞穴の中では、前から「あててんのよ」!?

ドキドキしてるアゲハの顔。
小さくても、ちゃんとおっぱいです。
しかも好きな女の子の。
物理的条件に依存しない浪漫です。

しんみりと胸中を吐露する雨宮。
「心を半分地べたに捨てて…」
極限状態を切り抜けるには時として、
平時には当たり前だった感情の動きが邪魔になる。
彼女の咄嗟の判断力、統率力や冷静さはそうして鍛えられた面もあるけど、
電波になった原因もそこにあるわけで…。

「ヌルいわ」なんて捨て台詞も、
今までカッコイイ演出としか思っていなかったけれど、
必要だから戦うというだけでなく、戦いに慣れ、
どこかに戦いを愉しむような所があるから出てくるのでしょうか。

夜科はもっと上手くやれるという彼女の言葉は、
信頼の表れでありながら、不吉な予感をもたらす響きが…。

さて、先週でカブトをバカ呼ばわりするも、
自分も同じ道を辿るしかなかったらしい朝河君ですが。
雨宮の前に霞んでるけどちゃんと敵を倒してるよ!
しかし、彼だけ雨宮への脳内コメントが書かれてない件について。
ヤンデレは辰央だけで充分てことでしょうか。
ちなみに、荷物がないってことは、
SAで食糧調達くらいは出来たって線も消えたようです。

カブトの「好き(はぁと)」の重みはどれほどでしょうか。
愛情に憧れているとも、女のコにおんぶに抱っこで生きたいとも言っていた彼が、
ヒロイン相手のちょっと無理目な恋のためにヒーローを目指したりするのでしょうか。

けれど、カブトのようなチャラい男までが
魅力的だけど変化球な雨宮に恋するとしたら、
それはドリフトパーティーに新たな女性キャラが加わる展開は
当分ないということを意味するように思えます。

ドルキさん復活。
この人達、タヴーより強いのに怖くないなあ。
罠を張っていたというのは、
タヴーを使ってアゲハ達を追い込んだという意味でしょうか。


<今週の雨宮さん>
久々のバト宮さんでした。
彼女はカワイイ系に描かれる時と美人系の時があり、
顔のパーツや体の線まで微妙に描き分けられていますが、
現代の日常シーン(デ・エ・トや番外編など)か、
バトルシーンやその前後のサスペンスモードの時かで
区別しているようです。





<新連載・フープメン>

バスケ漫画で黒子と被ることを危惧されてきた新連載ですが、
天才にサポートがついて相性の妙を描く点も共通しています。
でも、かぶってなんかいません!

主人公・雄歩の滑稽だが若者っぽい妄想、
サポート=通訳の重要任務が、簡潔明瞭でもキツイ言葉を
相手にとって受け容れやすい言い方に直すことである点など、
心の機微の描き方が面白いです。

ジョシュが日本語を話せるようになれば、
また一悶着あるかもしれませんが…
(今は話せないから気性の激しさが露呈しなくて済んだとも言えます)

ここはひとつ、バスケ漫画の皮を被って
「コミュニケーション能力」をテーマにする漫画もあって良いのでは?

(英語のcommunication は単に情報伝達という意味で
 心の交流といったニュアンスはもともとないのだそうですが、
 ここはカタカナで。)


 

ぬら孫、ホラーぽいのも良いですね。
何であんなに家中がお札だらけになるまで住み続けてるのでしょう。
清継くんて、もっと鷹揚な人じゃなかったっけ?
つららちゃん、「家長含め」は胸の内にしまっておくんだぜ。


<追記 2009.03.04>

サブタイトルが間違っていたので訂正しました。
大変失礼致しました。
× 心を捨てて → ○ 心を捨てれば

第5巻の表紙を発売に先んじてカラーページで拝めるのは嬉しいですが、
カブト顔色悪過ぎて怖いよ…。
by rann-no | 2009-03-03 00:19 | +PSYREN

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