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チェルシー超特急!

オタク女・蘭野裕の日記。気ままに漫画や小説や映画の感想を書いてます。岩代俊明作品にハマリ中。※同人・腐女子要素あり
by rann-no
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PSYREN 感想補足 call.18まで

カード転送にかんする疑問



サイレン世界に呼び出されるときは、ドリフトがカードを携行していなくても、
そのカードは服のポケットなど、手近な所に転送される。
金庫に仕舞っておいたカードが手元にあるので驚いている…
というサラリーマン風の男がcall.15に描かれていましたね。

また、蝉谷さんの「ちゃんとポッケちゃんに入っとったがな」発言からわかるように、
ゴールから"元の時代"に戻るときも、カードが自動的に転送されている。
(私の勝手な想像ですが、ゴール→帰還の場合は、
 元の時代で、ゴールに相当する公衆電話からカードが排出されてもよかったのでは。
 そうしなかったのはどんな意味があるのでしょうか。)

このような、カード転送にはどのようなルールないし法則があるのか?
金庫にしまった男視点のSS「札束~」を書いたときには、
サイレンのカードはサイレン世界と"元の世界"との往復時に自動転送されるが、
その他に「本来の持ち主から一定以上の時間、一定以上の距離をおいて
離れてしまった場合にも、自動的に持ち主の手元に転送される」と想像して書きましたが、
この仮説が絶対に正しいという確信はないのです。

ところで、これは上の仮説に関係無く、
「世界の往復時に自動転送」の法則が明らかになった時点で言えることですが、
カードが必要な時までに必ず持ち主の元に戻るとしたら、
第一話で雨宮のカードをアゲハが見付けた意味が少しだけ変わってしまいます。
雨宮は、カードをなくした事自体にはさほど困惑しなくてすむ事になるからです。
カードが"元の世界"のどこにあっても、あのサラリーマンの場合と同様、
サイレン世界に着いたときにはカードを取り戻しているはずだからです。
破損したら所有者も死ぬらしいが、アレはネメQでなければ壊せない気がするのです。
何故かと聞かれても困るけれど…。

姿を消した雨宮は、カードをなくしたままでは帰れなかったのではないか、
その意味でもアゲハは桜子の恩人なんだ、と思っていたので少しだけ拍子抜けしました。
(もちろん今後、カードが勝手に戻ってくるという設定でなければ起こり得ない、
 おもしろいエピソードがきっと描かれるだろうとも思っています。)

しかし、雨宮はそれまでにカードを紛失した事は一度もなかったかもしれず、 
そのために元の世界→サイレン世界の移動時にも自動的に転送されると知らず、
本気で"帰れなくなる危機"を感じていたかもしれません。
また、彼女のカードの保管場所は財布だからやはり困るし、悪意による事なら傷つく。

何より、アゲハがその財布を見付けた場面は、彼がサイレンに関わる契機となるのみならず、
雨宮に助けの手を差し伸べる者がいるという意味でも重要です。


カードが勝手に戻ってくるなら、
ドリフトがカードの携行を要求されるのは、やはり秘密厳守のためなのでしょうか。
(なら金庫に入れとくのもアリなはず…)
ところで、カードがサイレン世界へのチケットの役目を果たすのは最初だけで、
あとは専ら「元の世界へ戻る道具」となるらしい、その点がとても引っ掛かります…。
by rann-no | 2008-04-18 00:36 | +PSYREN

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